著者:村井昭夫 鵜山義晃
評価:B
【評】
雲の命名法やその特徴を、美麗(なものもある)な写真を交えて紹介する。
高積雲の夕焼けはもちろん、彩雲、幻日、映日、太陽柱などレア度の高い雲を見つけられるよう、
空を見上げる習慣をつけたい。
そして、
「なに上見てんの?」
と聞かれたら、ためらいなく、誇りを持って、
「雲を…見てた…。その姿を…その行方を…」
と答えられるようになりたい。
<命名法>
高さ)名前の頭に 2000m~:「高」 5000m~:「巻」
形)塊状:「積」 平べったい:「層」
雨)雨を伴うと「乱」
<色>
「下層の雲は(密度が高く)太陽の光を通しにくいため、雲底が影になって灰色をしている」
<怒り>
「私たち雲の観察者は、楽しみを奪おうとする電線たちと人知れず戦っているのです」
視半径なる概念ははじめて聞いたね。