監督:高橋渉
【評】
近年最高のクレしん映画。
ロボとーちゃんの救出劇やバトォ、二人のとーちゃんの邂逅、巨大ロボとの決戦、いっぱいつまって飽きさせない。ボスのおぢさんの正体なんかも込みで少し「雲黒斎」っぽい。
ピーマンと対決したしんのすけとの親子愛、ちゃんと妻していたみさえとの夫婦愛の描写に加え、野原ひろしの自己同一性はどう担保されるのかというSF・哲学的問いも投げかけられている。
1回目と2回目で、みさえと抱き合うとーちゃんが違ったり、Wとーちゃんが腕相撲の再戦したりと、演出がニクイんだなこれが。
そして「H2O…」「吊り橋効果...」、とボーちゃんの一言が効くんだなこれが。
脚本が中島かずきだからか、
掘削機、ボインとコミュ障の幹部、こぶしウェイブ・ドット絵などの新手法が印象的だったぞい。
「強えだろ、お前のとーちゃんは」☜どっち?
カスカベ防衛隊のレアなケツ出しも拝める(ネネちゃんはさすがに)。