著者:鈴木大介
評価:B
【評】
ドキュンメント。猛毒。
第二章から急加速。ドス黒いものが胸に充満するぞ。
胸糞・気違いエピソードの宝庫。
現代日本の暗黒陰部(ダーク・サイド)がここにある。
著者は見てきた。
この国の最暗部を。およそ先進国に生きているとは言えない者たちを。
そして彼女らを名付けた。「最貧困女子」と。
いま彼女らに起っているのは、
痛みの不可視、貧困の固定化。
そして提言する。
言うは易く行うは難しの処方箋を。
いや~~~~~、
いかにマトモでフツーがすばらしいことかを再認識させられた。
諸君、途上国に学校建設してる場合じゃない。
キミたちの居る場所はそこじゃない。
鈴木大拙ではない。