著者:明石元紹
評価:C
【粗評】
著者は「坂の上の雲」でおなじみ明石元次郎の孫。高校まで陛下と同じく学習院、その後も電話で連絡を取り合いポロをするほどの仲。馬関連の話に共感。
彼が綴る、若き日の逆差別と闘う陛下の姿。何を変え、何を変えないか、皇族のあり方について考えねばならぬ。
が、陛下の「つくらざる尊厳」がどのように形成されたかについてはやや情報不足で物足りない。著者視点だから仕方がないと言えば仕方がないのだが。
そして、文章の磨きが足りない(例:「私が思うには…と思う」)。
【良かった場面/箇所】
・若き日の陛下の姿
・小泉信三やヴァイニング夫人の紹介
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【問題点・疑問点】
・やや情報不足
・文章の磨きが足りない
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【その他】