評価:B+
【粗評】
ヒロシの自伝的小説。理系であることに感謝できる。
喜嶋研究室に配属された橋場君が研究の魅力に憑りつかれ、アカデミックボーイ化していく。
ちなみにBAD END。
理系希望の高校生や研究室配属前の大学生に薦めたい。もちろん院生にも。
静かな世界を構成するうえで、著者のアカデミックな経験が十分に生かされている。
どちらへ進むべきか迷った時には、いつも「どちらが王道か」と僕は考えた。それはおおむね、歩くのが難しい方、抵抗が強い方、厳しく辛い道の方だった。困難な方を選んでおけば、絶対に後悔することがない、ということを喜嶋先生は教えてくれた。
【学んだこと、生かしたいこと】
【その他・リンク】