2014-07-22 徒然草 本 S 随筆・日記・書簡・金言集 岩波文庫 新訂 徒然草 (岩波文庫) [文庫]著者:卜部兼好評価:A【評】『徒然草』の真価は、著者兼好が、この三つの世界(世俗、仏道、遁世)に自由に出入し、その種々相を、人間としての豊かな関心と興味を以て、具体的、現実的に描き出すとともに、それに即して、自己の真実を思うがままに披瀝して憚らない自在さにあると思われる。長さもまちまち、内容もとびとびの全243段。俗世経験済みの法師なので、オナゴネタ(8、36、107…)オモロネタ(45、53、54、103、236、243…)達人ネタ、金言・お説教ネタ(85、109、110…)諸行無常・仏道修行ネタ(74、108…)など各種取り揃えている。【学んだこと、生かしたいこと】暇あるこそ、めやすく、あらまほしけれ。(151)万の事、外に向きて求むべからず。たゞ、こゝもとを正しくすべし。(171)一時の懈怠、即ち一生の懈怠となる。(188)【その他・リンク】たくさんの桃尻