評価:B
【粗評】
発達障害は、個人の優劣の問題ではなく、個性と社会の接点に現れる現象なのです。自閉症の基礎研究者が、
「自閉症スペクトラム障害」の診断基準、原因などを最新の知見にもとづいて概説する。
これらの「発達障害」を通して、普段はあまり意識することのない、個人と社会の関わりが浮き彫りになる。
「自閉症スペクトラム障害」は幅と連続性を持ったものである。
彼らが感じる「生きづらさ」というハードルを取り除くことができれば、「障害者」という言葉も意味が薄れ、究極的には消滅する。
彼ら(あるいは我々)を社会の異物として排除するのではなく受け入れるような、寛容で多様性ある社会にしないといけませんね(・ε・)
著者の真摯で暖かな視線を感じた。
【学んだこと、生かしたいこと】
【その他・リンク】