著者:大内伸哉
評価:B
【粗評】
労働法に詳しい著者が、現在の労働法の問題点と、これからの働き方を探る。
行政は非正社員を正社員に近づけようとしている。
しかし非正社員を正社員にするのでは正社員が非正社員化し、正社員とは呼べなくなってしまう。
正社員はそんなに多く雇えないし、非正社員も調整弁として必要だ。
そこで、能力の低い正社員と能力の高い非正社員の交換を行いやすくしましょうと。
「正社員としての価値のない者は、正社員の大きな特典である雇用や給料の安定を享受できない時代が来たのです」
なるへそ、なるへそ(・ε・)
日本以外の働き方の例としてイタリーを挙げ、労働者のプロ化が進んでいることを紹介。
正社員の枠は減る一方、企業間を渡り歩くことも増える。
企業別の日本と違い職業別の組合なので企業を渡り歩きやすいが、同時に企業横断的スキルも求められると。
日本も遅かれ早かれそうなっていくだろうと。
だから、汎用高等スキルをを持ったプロフェッショナルになって自己の価値を高めよと。
なるへそ、なるへそ(・ε・)
【学んだこと、生かしたいこと】
【その他・リンク】