サム・ジーヴァ帝国図書館(Javaさんのお部屋)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

三陸海岸大津波

著者:吉村昭
評価:B

【粗評】
吉村昭ッシュはまだまだ終わらない。彼の作品には今もなお色褪せない魅力がある。
文庫化前のタイトルは「海の壁」だったらしい。ウム、現タイトルの方がひねってなくて記録文学然としておる。
彼が生きていてくれたら此度の震災をいかに記したか。三陸沿岸の地形がもたらす幸不幸を思う。
そんな私は瀬戸内推し

明治29年昭和8年昭和35年津波について例によって淡々と書いているが、不思議な臨場感がある。
なかでも尋常小学生の作文には戦慄させられた。
津波の高さ数十 m、退潮位50 m、秒速160 mと、もはや信じがたい域に達している。
アラスカのリツヤ湾大津波(1958)が高さ500 mの地点まで達したというのにはさすがに眼ン玉飛び出したよね。

【良かった場面/箇所】
・生存者の証言・作文の威力
・詳細なデータ
・地図・挿絵アリ