銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む (新潮文庫) [文庫]
著者:北 康利
評価:B
知ってるようで全く知らなかった安田財閥の祖・安田善次郎の生涯を平易な文章で詳らかにした本。
自分は、こういった伝記風の本を待っていたのかもしれない。
著者はかつて富士銀行の行員だった。解説は善次郎の曾孫。オールスター。
陰徳を積むことを宗としていた彼は、銀行の役目を知悉していた。
彼の存在なくしていまの日本は存在しえなかった。
時代が違うとはいえ、我々は明治の時代人の意志力を見習い、私淑する人物として彼らに敬意を払い続けねばならないだろう。
一般にはその行いがほとんど知られることなく、善次郎は悲惨な最期を遂げてしまった。
これが陰徳のツラいところだ。
著者:北 康利
評価:B
知ってるようで全く知らなかった安田財閥の祖・安田善次郎の生涯を平易な文章で詳らかにした本。
自分は、こういった伝記風の本を待っていたのかもしれない。
著者はかつて富士銀行の行員だった。解説は善次郎の曾孫。オールスター。
陰徳を積むことを宗としていた彼は、銀行の役目を知悉していた。
彼の存在なくしていまの日本は存在しえなかった。
時代が違うとはいえ、我々は明治の時代人の意志力を見習い、私淑する人物として彼らに敬意を払い続けねばならないだろう。
一般にはその行いがほとんど知られることなく、善次郎は悲惨な最期を遂げてしまった。
これが陰徳のツラいところだ。