Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

何者

何者
何者 [単行本]
著者:朝井リョウ
評価:B

TwitterFacebookもLINEも出てくるナウい小説。
就活が主かと思いきやSNSが主。
人物紹介がTwitterアカウント風。とにかくナウい。こんな奴おるわ。
それもそのはず著者の年齢をご覧。アラ若い。

セリフの合間にちょっとしたしぐさや心情をこまめに交えることで、若者空気の醸成に成功している。
皆が思っているけど言えないことをあらかた書いてくれた印象。
【】をこんなに使う作家を初めて見た。

終盤は秘密の暴露合戦に。
瑞月、理佳のように人の痛いところを突けるだろうか?
ちなみに最後にチョロっとだけ救いがある。

“アドレス教えて、という言葉に含まれるどこか疑わしいニュアンスは、「ツイッターやってる?」「フェイスブックやってる?」という言葉によって過去のものとなった。アドレス以上の情報がこれでもかと詰まっているものなのに、俺たちは、誰かと知り合ったらまずSNSのアカウント名を教えあう”

“ほんとうにたいせつなことは、ツイッターにもフェイスブックにもメールにも、どこにも書かない。ほんとうに訴えたいことは、そんなところで発信して返信をもらって、それで満足するようなことではない”

“人生が線路のようなものだとしたら、自分と全く同じ高さで、同じ角度で、その線路を見つめてくれる人はもういないんだって”

“たまーに見知らぬ人がリツイートしてくれたりお気に入りに登録してくれたりするのが気持ちよくて仕方なかったんでしょ?だから他人から見られないようにロックもしなかったんだよね”