土方歳三の生涯 [単行本]
著者：菊池明
評価：B
幕末を騒がせた田舎あがりのDQN軍団・新選組の副長にして、戊辰戦争に斃れたラストサムライ土方歳三の極太で短い生涯が綴られる。
子母沢寛の『新選組物語』や、永倉新八の『新撰組顚末記』にみられる物語性を極力排して、事実に肉薄しようとする姿勢が特徴的。その反面、文章が硬質なのは仕方ないか。膨大な数の資料を突き合わせて整合性を確かめるのには著者も骨が折れたことだろう。もちろん豊玉(爆)の赤面俳句集も載って〼。芹沢アニキのやりたい放題の所業も相変わらず面白い。
20代前半までほぼニートだった土方さんを見ればみんなも勇気が湧いてくるはずだ。時代の流れを見極めてBIGな人間になろう。
あぁ、物語性を求めるなら『燃えよ剣』を読めばよいと思います。
下の画像の出所を知っている人がいたら教えてください。本人かどうか知りたいので。
http://ameblo.jp/buhipuni/theme-10020631738.html より
