【概要】
著者(監督):グレッグ・マキューン著、高橋璃子訳
表紙の<ごちゃごちゃ>⇒〇の図にあるように、自分にとっての本質的な仕事だけをやれという教え。「選ぶという行為に自覚的でなくてはならない」。まだそこまでの境地には至れていないが…。断り方やら基準の決め方やら付属しているが、基本的には本質的な仕事だけをやれ、というメッセージが主旋律となって響いている。
「何もかもやらなくては」という考え方をやめて、断ることを覚えたとき、本当に重要な仕事をやりとげることが可能になるのだ。
いったん読むのをやめて、この問いをじっくり考えてみてほしい。
そして、今ここで、エッセンシャル思考の生き方を選ぶと決意してほしい。
人生の分かれ道に直面したら、自分にこう問いかけてほしい。
「本当に重要なのは何か?」
それ以外のことは、全部捨てていい。
【詳細】
<目次>
PART1 エッセンシャル思考とは何か
- 第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
- 第2章 選択──選ぶ力を取り戻す
- 第3章 ノイズ──大多数のものは無価値である
- 第4章 トレードオフ──何かを選ぶことは、何かを捨てること
PART2 見極める技術
- 第5章 孤独──考えるためのスペースをつくる
- 第6章 洞察──情報の本質をつかみとる
- 第7章 遊び──内なる子供の声を聴く
- 第8章 睡眠──1時間の眠りが数時間分の成果を生む
- 第9章 選抜── もっとも厳しい基準で決める
PART3 捨てる技術
- 第10章 目標──最終形を明確にする
- 第11章 拒否──断固として上手に断る
- 第12章 キャンセル──過去の損失を切り捨てる
- 第13章 編集──余剰を削り、本質を取り出す
- 第14章 線引き──境界を決めると自由になれる
PART4 しくみ化の技術
- 第15章 バッファ──最悪の事態を想定する
- 第16章 削減──仕事を減らし、成果を増やす
- 第17章 前進──小さな一歩を積み重ねる
- 第18章 習慣──本質的な行動を無意識化する
- 第19章 集中──「今、何が重要か」を考える
- 第20章 未来──エッセンシャル思考を生きる
最終章 エッセンシャル思考のリーダーシップ
<メモ>
メアリー・オリバーの有名な詩の一節を引用しよう。
「教えてください、あなたは何をするのですか
その激しくかけがえのない一度きりの人生で」
Tell me, what is it you plan to do
with your one wild and precious life?