【概要】
著者(監督):立川譲
見ての通りJAZZ(JASS)する。東京でのしあがる。原作未読でも問題なし。CG以外は良作。
銀幕を埋め尽くすかのような青と金の奔流、唾液と汗のしぶき、ひたむきな情熱…JAZZやろうJAZZ。さながらジャズ版「四月は君の嘘」って感じだ。演出でブラックホール出てきてからのタイトル(BLUE GIANT=青色巨星=熱くて青い炎)伏線回収は熱かった。
ただ、ただですよ!?他がいいだけに演奏中のCGのクオリティが低すぎて画竜点睛を欠いてしまっている。ライブ感に飲み込まれそうでも、CGが入ったとたん「君、顔違くない!!?」と脳内ツッコミが入ってしまい、のめりこみが90%くらいに止まってしまった。顔や体格、髪型が微妙に違って別人だし、動きがもそもそして平板だし、もったいない! 円盤化や配信時には修正されることを望みたい。
【詳細】
<メモ>
- 原作は絵柄からもわかるように岳の人。
- 観ているこっちが水飲みてえってなるんだわ。主人公ズ3人に見せ場があってよい。ソロパートでは魅せる。
- 主人公、ひたむきな好青年すぎて順調すぎなのだが応援したくなる。ミュンヘンへ。
- ゆきのり君、作者に過酷な運命背負わされすぎ。意外と泥臭いゆきのりくんの挫折と成長もいい感じ。ゆきのり君の「死ね」の意味は、死んでもいいぐらい熱中しろってことなのか。片手で最後のセッションへ。
- 玉田君:大家兼ドラム。何気に玉田くん一番すごい説あり。
- 3人でやる最後のライブに集合するバーの店主や古参ファン、家族、幼馴染。短時間の描写ではあるが、過去が積み重なって現在に続いている重層的な感覚があった。
しつこくてホンマにごめん。他はええんやけど、CGは何とかならんのか?
ジャズといえば…
そしてもちろん…