【概要】
著者(監督):前田 哲
筋ジストロフィーの人の実話をベースに大泉洋が別次元の鹿野さんになりきる。
タイトル通り夜更けにバナナを唐突にボラ(ンティア)に買いに行かせるなど、序盤の偉そうな感じやスケベな感じからは悪印象をまき散らしているが、それがだんだん薄れていき…憎めないオッさんであることが分かり…。そして伝説へ…
「生きるって迷惑をかけあうこと」であり、「人はできることよりもできないことのほうが多」く、自分の気持ちに正直に、自由に生きる大切さを教えてくれる。
高畑充希演じるみさきちゃんがなかなかいいダシを出している。
【詳細】
<メモ>
- ロックフェスでのおもらしあたりからみさきちゃんの態度が軟化し始める。実は世話焼きだったみさきちゃん。
- 口だけが武器であり、人の助けを借りる勇気がなくては生きていけない。北大医学部・三浦春馬とフリーター・高畑充希に身をもって教育。なお、切開して声は出せなくとも舌打ちは可能。
- 親子の関係のぎこちなさ、いまも残る「家族が世話すべき」という常識も描かれる。海綿体は筋ジスと関係ないくだりなど、身体障害者の性もちょこちょこ現れる。
- 洋「オレのボラはみんなオレの家族」→先生「あんた、大した家族を持ったね」の流れはなかなか。大泉洋がボラの有難さを実は把握しており、憎めない。こういったボラ経験はなかなかないよね。
- 三浦春馬の介助動作に介助指導の影を見た。
- 富良野(?)旅行、カラオケ(「キスしてほしい」)を実行。英検二級とアメリカ渡航はならず( ˘ω˘ )
- 春馬と充希は無事結婚済み。無事先生と医者になって夢も叶え済み。