Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

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宗教図像学入門

宗教図像学入門 十字架、神殿から仏像、怪獣まで (中公新書)

【概要】
著者(監督):中村圭志

ユダヤ・キリスト・イスラム教、仏教、インド神話ギリシャ神話、中国思想など各種宗教のシンボルや図像を紹介しつつ、(浅く広くになってしまうが)主要な諸宗教の共通点や相違点、豆知識(磔刑のとき釘で打ったのは掌でなく手首、アイギスイージス艦、仏像の水かきはリブ補強用?)について解説する。

三位一体(トリニティ、トリムールティ)、曼荼羅、涅槃図、受難劇、光背、地母神像、十牛図天路歴程、中世の世界地図、セフィロトの樹、ユグドラシル天地創造など、こういう中二イメージのもとになる概念に惹かれる人は多いのでは。

 

【詳細】
<目次>

  • PART1 教えの本質の象徴化(十字架と法輪―諸宗教のシンボルマーク/ 空と偶像禁止―見えない神をどう描くか/ 三位一体と三神一体―絶対存在の奥義)
  • PART2 開祖と聖人の生と死(降誕―クリスマスと灌仏会の図像/ 開祖の生涯―キリスト伝と絵因果経/ 死と復活―涅槃図と受難劇 ほか)
  • PART3 神々のバリエーション(聖なる母―ヴィーナス、イシス、マリア、観音/ 天界の王族―ギリシア神話/ インド神話の神々/ 異形の神々―ラー、パーン、ジャガンナータ ほか)
  • PART4 儀礼と修行の可視化(求道の階梯―十牛図天路歴程/ 大宇宙と小宇宙の照応―曼荼羅、キリスト、カパラー/ 戦いか和合か―神と悪魔、陰陽、錬金術 ほか)
  • PART5 聖なる空間をレイアウトする(神殿と聖地―神の住まい、歴史の記念/ 祈りと修行の場―寺院、教会堂、モスク/ 塔と宇宙樹―仏塔、ミナレット、ユウドラシル ほか)
  • PART6 根源的驚異と畏怖の喚起と(原初の怪獣―レビヤタン、ドラゴン、竜/ 世界と自己の起源―天地創造と輪廻する主体/ 死と終末―洪水、劫火、闇と光)