【概要】
著者(監督):東野圭吾
『マスカレード・ホテル』の続編。「何年か前の、例の作戦をもう一度やろうってわけだ」。またもやコルテシア東京にて事件の匂いが。
殺人事件、日下部さんの無茶なお願い、騙し合い…いろいろとフェイクが多いので注意。「本当にホテルってところは、いろいろな人が来る。世にも奇妙な物語のオンパレードだ」☜それね。
【詳細】
<メモ>
- 「彼女との再会を楽しみにしている気持ちがあることは否定できなかった」☜いやお前らさっさとくっつけよ。
- 「やっぱり能勢さんだ。何も摑んでない、なんてことはないだろうと思ってました」能勢さん相変わらず有能。
- 生活感があるはずだ、とか「怪しんで怪しんで、最後に疑問が解けた時、人は一切疑わなくなる」などの言葉にはたしかに! となってしまった。
「だから無理、ですか?」新田は彼女の顔を覗き込んだ。「あなたはコンシェルジュですよね」
山岸尚美は少し考えた後、妙案を思いついた顔を向けてきた。
「新田様、明日の夜はいかがでしょうか?」
「明日?」
「明日ならば、シフトを代わってもらえますので」
「なるほど。オーケー、じゃあ明日の夜に」そういってから新田は、ふと思いついたことがあり、右手を差し出した。「あなたにお礼をいってなかった。捜査協力に感謝します」