Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

あした、次の駅で。

あした、次の駅で。 (ポプラ文庫)

【概要】
著者(監督):高山文彦

高千穂駅にて発見。

「まるでこの列車の中のありさまも、いくつもの吐合が集まって流れる川のようではないか、と敬介は客の顔をひとりひとり見た」

列車に揺られながら思い出す昔の記憶、人々の織り成す町の記憶。そして…。
いやそこで終わんのかい! 感が残った。百合子は? 喜楽館は? 盛り上がりとまとまりに欠ける。むしろリアル「高千穂あまてらす鉄道」発足の話の方が聞きたくなってきたわ。

amaterasu-railway.jp

 

himawari-2020.com

 

【詳細】
<メモ>

 

なにを観たのか、すべてを思い出せないが、あの喜楽館の硬い木の椅子とかび臭い空気、便所の洗浄液とアンモニアの鼻のもげそうな匂い、風もないのにゆらゆら揺れる緞帳の不思議、終わって外に出たときの光のまぶしさ、そして、これが敬介にとって最大の救いだったのだが、町並みがどんなに嘘っぽく感じられたことか。

 

その鉄道に乗って、たったいま、父親の話を聞いた。なにか敬介は、自分を守ってきた鎧のようなものが、トンネルを通過するたびに、ひきはがされていくような気がする。光に打たれるたびに、溶けていくような気がする。

 

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