【概要】
著者(監督):クリント・イーストウッド
堅実な作りで実話を映画化。事故状況を振り返って妥当性を検証していくのはミステリー風味でいい感じ。特典映像のリアル機長のドキュメンタリーは彼の人格の高さとプロフェッショナル意識の高さを感じられた。
資本至上主義の欺瞞が露わになったリーマン・ショック直後のNYでこんな事件が起こったのは何かの啓示なのかもしれない。
【詳細】
<あらすじ>
<メモ>
by Hudson。
- Sull-Sullenberger。めっちゃSull。
- いきなり追及開始、少しづつ事故を振り返っていくスタイル。
- 現代のようにデジタル化が進展しても操縦士2名しか現実を知らないのは興味深い。現場はvideo gameじゃないぞ。結局はシミュレーションやり直しと左エンジンのサルベージにより妥当性が検証されるのだが。
- 航空機スタッフや乗客、NYの人々による脱出・救出劇に胸が熱くなるぞ。
- 寒そう。帽子や上着、毛布をかけてあげる人々のいたわりに泣いた。
- 邦題はもっと情報量を削る努力を。この事件ではなく人物や人々の人生に目を向けるように。
- 155(one-fifty five)の重み。NY(の光景)に感動するなんて。
- 2009.1.15、リーマン・ショック直後のNYでこんな事件が起こったのは何かの啓示なのかもしれない。
- We all did it, we survived. 次は7月に着水したいという副機長のNYジョークはなかなか。
- EDの実写映像に拍手しちゃう。
- 特典映像はモノホン機長の半生記。冷静沈着、高潔。16にして民間機を操縦したり、空軍大尉までなったりと、パイロットになるべくして生まれた男。墜落死の原体験(民間機練習場、空軍時代の友人)もまた彼を作った。妻との出会い、養子の娘ふたり、手紙5万通のエピソードも〇。
- 献身、自制、努力──。普段の修行の積み重ねは、すべてこの日のためにあったの感がある。チャーチルかな?
- 墓碑銘:husband, father, pilotってカッコよすぎないか。
- チームプレーが奇跡を起こしたって謙虚か。航空機スタッフ一同、乗客、救出に携わった人々、家族、NY市民。
- プロフェッショナルとは──dedication, discipline, diligence.