【概要】
著者(監督):湯浅政明
女子高生がアニメを作るぞ。「想像が現実を凌駕」するような空想と現実の混淆具合、金森氏が見せるプロデューサー力が見どころかな。
パヤオの創作ノート然とした浅草氏の空想力、天真爛漫な水崎氏の職人的こだわり、その2人の手綱をがっちり握る金森氏。そんな3人組の掛け合いが面白いんだな。『四畳半~』や『夜明け告げる~』でおなじみ湯浅監督のサイケデリックでポップ、実験的な作風と原作がうまくマッチしているのでは。
作品作りに打ち込む日々を通じ、彼女らは友達ではなく「仲間」となった。われわれも空想力を取り戻さねばなるまい!
【詳細】
<あらすじ>
<メモ>
- サイケでポップな感じが湯浅っぽい(四畳半、夜明け告げる...)。
- OPとEDが別の意味で印象的。
- 浅倉氏のノート、パヤオの創作ノートっぽい。
- 学生版SHIROBAKOといったところ? 雰囲気だいぶ違うが。
- モラトリアムという名の労働力搾取。ただ、学生ということでビジネスの厳しさには本格的にさらされていないのか。
- 人数少ないと掛け持ちになるよね。
浅倉氏:絵コンテ、世界設定、脚本、演出、メカニックデザイン、監督など
⇒言葉遣い(ワシ、ところがどっこい、合点承知、氏[うじ]、じゃ、ぞよ、などの古風で芝居がかった話し方、浅倉氏の人見知りがいやにリアルでぞわぞわするぞ。
水崎氏:原画、作画、キャラクターデザインなど
⇒金持ちで天真爛漫。顔の作りが違う。箸の持ち方が!
金森氏:プロデューサー、渉外、予算管理、制作進行、広告など
⇒幼少期から商売人としての頭角を現す。丁寧語だが高圧的。
外注:美術、音楽、声優