【概要】
著者(監督):イザベル・コイシェ
戦争未亡人が本屋を開くが、数々の妨害に遭う。そんな英国の空のような曇った展開だが、女の子やブランディッシュじいちゃんとの交流でなんとかメンタを持たせる。
結局大逆転は起こらなかったが、最後に女の子が一矢報いてくれてよかった。そして本に対する情熱を受け継いでくれたことも。自分もブランディッシュ氏みたいにdignityとsensitivityを持った人になりたい。
【詳細】
<あらすじ>
<メモ>
- 1950's英国、港町、戦争未亡人。たれちち。
- 娘代わりの女の子と仕事終わりのひとときをいつくしむシーンは、数少ないあったかシーン。
- 全編通して薄暗く、静かな印象。地味。つら。英国の空のごと沈鬱だが、最後にちょっとスカッとする。
- 海辺での物思いやブランディッシュ大先生との交流。海と風の音に彩られた静寂。朴訥なブランディッシュ大先生のdignity&sensitivityが効く。
- 警察の介入、女の子解雇、村八分、他の競合本屋出店、さらには悪法で退去命令など、ガマート夫人(BBA)の執拗な妨害にはイライラさせられる。ブランディッシュおじいちゃんの殴り込みも効果はなく。じいちゃんと女の子去り四面楚歌に陥る主人公。大逆転は…ない! 女の子が一矢報いた。奪われるくらいなら思い出の場所を燃やしてしまえ。※本はちゃんと回収するよ。
- 本への情熱は受け継がれ、かつての女の子が回想するスタイル。
- 『華氏451』『ロリータ』”High wind in Jamaica”もいつか読んでみたいところ。
<原題TheがMyになる例>