【概要】
監修:武藤康弘 文:譽田亜紀子
遮光器土偶、中空土偶、縄文のビーナス、仮面の女神、合掌土偶などのエースはもちろんのこと、ミミズク土偶、ハート型土偶、ドラえもん土面、筒型土偶、イノシシまで網羅。文様や造形は単純に見えて技巧的、荒々しく見えて繊細優美。
土偶タイプの変遷、土偶と埴輪の違い、破壊する習慣、サイズ感や材質、発掘と修復など、ライト向けの入門書にゼヒ。
【詳細】
狩猟・採集・漁労、自然の恵みの豊穣、死後の幸福と再生、家族の健康、出産、心願成就、気になるあの子…いろいろなことを考えながらこねたり焼いたりしてたんだろうなあ。彼らの世界観や人生観、死生観は興味深い。人類の脳容量はこの数万年あまり変わっていないので、頭の中に何が詰め込まれていたんだろう。
何はともあれ、遊び心や奇抜な想像力が光る作品が多いので、けっこう楽しんで作っていたと思う。