ゆれる人魚／The Lure

【概要】
著者（監督）：アグニェシュカ・スモチンスカ

グリム童話的な残酷さと、泡沫と消えるはかなさが印象的。やはり人魚は人の世では生きられないのか。リアルで魚臭そうな下半身が記憶に残る。

ミュージカルパートはもちろんのこと、テレパシー会話や謎の牛男、下半身移植など視聴覚に訴えかけてくるフシギな映画。

【詳細】
＜あらすじ＞

www.yureru-ningyo.jp

＜印象＞

• オシャレOPでまず一撃。視聴覚を刺激する作り。時折ミュージカル風になったり時間停止芸を見せたり実験的な作風。
• 妖艶な歌声を持つマーメイド姉妹は金と銀。きんさんぎんさん、ポケモン金銀。水をかければ戻るあたりはらんま1/2？　魚臭そうでテレパシー可、穴はない。などといろいろ盛りすぎな設定だが、あんまり気にせず進んで行く。禁忌を売るお店だから？　謎の牛男は何者？
• golden姉さんは文字通り男食い。silverな妹は鱗でベース弾くなどライブに登場。下半身を切断・接続して人間の体になりに彼のため尽くす一途さがある。船上パーティで海の泡になるあたりはアンデルセン。