Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

半生の記

半生の記 (新潮文庫)

著者(監督):松本清張

【概要】

小説で身を立てるまでの半生記。貧しく地味で展望もない。「絶えずいらいらしながら、それでいて、この泥砂の中に好んで窒息したい絶望的な爽快さ、そんな身を虐むような気持が、絶えず私にあった」。慣れない商売や苦労が晩成の社会派作家を生んだ。

 

【詳細】

私に面白い青春があるわけではなかった。濁った暗い半生であった。

暗っ!

Hの妹との強制ランデヴー、朝日新聞での人間・組織観察、出自や貧富を帳消しにする兵隊生活、商売の仕組みや難しさを肌で知った帚売り。

いろいろ苦労したようだが、「暇を見つけては雑読」していたこと以外は作家らしくない。

遅咲きだけど開花してよかったね!

 

<その他>

「香春口」、「星加清明」に反応してしまったのは秘密。