著者(監督):ジェイダ・トルン
【概要】
イスタンブールの野良猫たちを追ったドキュメンタリー。猫と人、そして街の物語。失われる異国情緒を支える猫は神の使いなのだ。
【詳細】
<あらすぎるあらすじ>
のびしてエサをねだる猫、仔を養うためせっせとエサを集める猫、かもめの大軍と魚を争う猫、親代わりとなったオス猫、窓をノックする・たたく猫。
大通りの喧噪と裏通りの静寂。街路、イスやテーブルの下、道行く人の足もと、赤屋根、雨どい、車の上、排水溝、海辺など、縦横無尽に闊歩する猫。
性格はみな違うが、小さな体に誇りが充ちる。
ご当地流行り歌に乗せて、赤屋根とかもめと猫の敷き詰められた港町をカメラは行く。
絵描き、船乗り、エサあげおじさん・おばさん、金属細工師、みな猫を愛する。
失われる異国情緒を支える猫たちは、神の使いなのかもしれない。
<印象>
- 猫は好きなんだが、猫アレルギーなので見ているだけで心なしか目の当たりがかゆくなってくる。
- イスタンブールの雰囲気が感じられてよい。匂いも嗅げれば面白かったのだが…。