著者(監督):小津安二郎
【概要】
【詳細】
1953年公開。OZU安二郎監督。みんなええ役者だけんどMVPは笠智衆にあげちゃう。原節子もいるよ。目と鼻がでかい。
尾道の父母のじんわりとした語り口と、東京の子ども・孫たちのせかせかした語り口が対照的。
父母の来訪を長男長女がやや煙たがっているのがリアル。ていうかもう何から何までリアル。
次女のように長男長女三男らを非難したくなるかもしれないが、もしかしたら現代人は情緒ってもんを失ってしまっていて、みんな冷酷になってしまっているのかもしれない。「家族」って共同体を見つめ直さなきゃって気にさせられるよ。<br />んでパパの最後のセリフですよ。
「妙なもんじゃ
自分が育てた子どもより
いわば他人のあんたの方が
よっぽどわしらに良くしてくれた
いや ありがと」
これは効きましたよ。
当日のコンディション次第では落涙していたかもしれない。
一見つまんなそうに見えるけど、案外サクサク観られるよ。