Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

親鸞をよむ

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【概要】著者(監督):山折哲雄法名の由来、転居、伝道、妻・娘(恵信尼・覚信尼)、など、愚禿親鸞に関するよもやま話をする。『教行信証』重視の姿勢や道元や日蓮などのほぼ同時代人との比較はまあまあ面白いが、親鸞の人間味あるリアル像を追求していた…

ビザンツ帝国 千年の興亡と皇帝たち

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【概要】著者(監督):中谷功治 東地中海にしぶとく居座ったことでおなじみ東ローマ帝国もといビザンツ帝国。もっともその特徴が表れたといえる7-12世紀の帝国中期について著者が語る。領土を大局的に見れば縮小しながらも15世紀まで一応生きながらえたのは…

姫君を喰う話 宇能鴻一郎傑作短編集

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【概要】著者(監督):宇能鴻一郎 官能小説チックな、肉感的な、猟奇的な、スキャンダラスな風味が谷崎あたりを思い起こさせる。暗く熱く湿った感触がある文体といった感じ。実際に宇能は谷崎リスペクトらしい。表題作の「姫君を喰う話」「花魁小桜の足」「…

イオンを作った女 評伝 小島千鶴子

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【概要】著者(監督):東海友和 タイの事務所にあった。現在に至るイオングループ創設メンバーのちゃきちゃきおばちゃんについて、イオン秘伝の書のエッセンスを抽出しつつ側近が語る。若干マンセー気味なのと古めなのが気になるが、フレックスタイム制、マ…

ペスト大流行

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【概要】著者(監督):村上陽一郎 14世紀に特に猛威を振るった黒死病に関し、当時の受け止め方や人口・文化・社会構造・価値観などなどへの影響を概論する。日常社会の崩壊と新秩序の萌芽はまさしくスクラップ&ビルド。 パンデミック発生時の、葬儀の簡略…

宗教図像学入門

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【概要】著者(監督):中村圭志 ユダヤ・キリスト・イスラム教、仏教、インド神話、ギリシャ神話、中国思想など各種宗教のシンボルや図像を紹介しつつ、(浅く広くになってしまうが)主要な諸宗教の共通点や相違点、豆知識(磔刑のとき釘で打ったのは掌でな…

壬生義士伝

【概要】著者(監督):浅田次郎 (上)(下)浅田次郎らしく人情系の時代小説。大正期の新聞記者らしき人物が数々のインタビューを経て幕末の剣士・吉村貫一郎なる人物を浮かび上がらせる。吉村の独白とインタビューが交互になっており、クライマックスに向…

文系でも3時間でわかる 超有機化学入門 研究者120年の熱狂

【概要】著者(監督):諸藤達也 ベンゼン環同士のドッキング(カップリング)を軸に、有機化学を電子プラス/マイナスの結合に単純化して平易に解説する。ノーベル賞受賞者の紹介もサブテーマに据え、縦横に話を展開する。リビングアニオン重合や立体障害な…

玄奘三蔵

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【概要】著者(監督):慧立/彦悰 訳:長澤和俊稀代の仏僧にして冒険家・玄奘の『大唐西域記』の前半部を訳出したもの。徳の高さと語学力・思考力・行動力その他のステータスがカンストしており隙がない。訳者が西域や天竺を実際に旅行しているのはポイント…

物語 タイの歴史

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【概要】著者(監督):柿崎一郎 来ておるぞい。(๑╹ω╹๑ )隣国(ベトナム、ビルマの大マンダラ)や大国間のパワーバランスの調整に励んできたタイ国。近代では英国の緩衝地帯として有名だが、世界史ではだいたいベトナムとミャンマーの間のビミョーな中規模国で…

化学業界の動向とカラクリがよ~くわかる本

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【概要】著者(監督):田島慶三 タイトルの通り。主に日本の化学工業の歴史や代表的な化学会社、代表的な化学製品などなどを紹介。化学産業は、出荷額・付加価値額では国内2位、研究開発費では国内3位の巨大産業。でも地味なので縁の下の力持ち。石油化学や…

らくらく話せる! タイ語レッスン

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【概要】著者(監督):小野健一 某理由により2022年の1/7~3/31までタイに来ておるぞ。滞在期間が3か月と微妙なのでいまいち本気で取り組む気にならない。英語やドイツ語、中国語とかならいいのだが…。声調も5声あるし、アルファベットは読めないし。なかな…