Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ことばのロマンス

【概要】著者(監督):E.ウィークリー 寺澤芳雄・出淵博 訳 英単語の語源考察大好きおじさん。忙しい学究生活の間に収集したよもやま話をエッセイ風にまとめた。英語の特徴である、種々の言語から借り入れた語彙の豊かさからくる表現の豊かさの表れとして、…

「学力」の経済学

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【概要】著者(監督):中室牧子 「教育投資への収益率は、株や債券などの金融資産への投資などと比べても高いことが、多くの研究で示されています」。投資効果が高い教育こそ社会科学のエビデンスに基づいた政策が必要。 「教育にエビデンスを。」の記述に…

「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

【概要】著者(監督):野口 悠紀雄 悠紀雄中古本キャンペーンその2。独学にとって最高の環境が整っているのになぜやらんのかとおしりを叩かれる。 news.yahoo.co.jp 【詳細】<目次> 第1章 独学の第一歩を踏み出そう 第2章 独学者たちの物語 第3章 私も…

金融工学、こんなに面白い

【概要】著者(監督):野口 悠紀雄 金融工学、金儲けの技術というよりはリスク評価の技術みたい。途中からかなり難解になったがなんとなくわかるようになるのでは。20年前の著だが、ゼロリスク信仰などに見られる日本のリスク評価の稚拙さは全く変わってい…

三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題

【概要】著者(監督):浅田 秀樹『三体』で脚光を浴びるようになった三体問題についてあれこれ話す。数式を使わないようにしすぎて却ってわかりにくくなっている感がある。ラグランジュ・ポイントはSFでよく出てくるワードやね。 【詳細】<目次> 1章 解…

銀河英雄伝説

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【概要】著者(監督):田中芳樹 (Ⅰ 黎明編)アニメ版をだいぶ前に観たので原文の感じを味わいたく。SF的小道具に若干古臭さはあるものの、時代や場所が変わろうとも変わることのない人間の悲喜劇が宇宙規模で描かれる。けっこう読みやすいので全10巻読破も視…

銀翼のアルチザン 中島飛行機技師長・小山悌物語

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【概要】著者(監督):長島芳明 中島飛行機のエース技術者の評伝もとい小説。コネ入社、外国人技術者による指導や技術雑誌の回覧など、大正~昭和初期の活気が感じられていい感じ。技術ベンチャーの中島飛行機がSUBARUの前身だったとは知らなかったなあ。 …

夜空はいつでも最高密度の青色だ

【概要】著者(監督):最果タヒ タヒさんの詩集。実は里庄と同窓らしい。透明で濁った死と生の交錯。一瞬だけの世界の全体的な把捉と同一化、そして別離と忘却。『グッドモーニング』あたりの鮮烈さはなかったかな。意味が取れないところもある(考えるな、…

技術者たちの敗戦

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【概要】著者(監督):前間孝則 堀越二郎や島武雄といったエース級技術者を中心に、彼らの遺した生き様や技術的遺産をたどる。戦争が終わっても人や技術は残る。当時の関係者へのインタビューも行っているのでドキュメンタリー要素もある。著者も技術者なの…

夏の砦

【概要】著者(監督):辻邦生 『廻廊にて』あたりと似てる。著者最初期の作品で、執拗な細部の描写とか過去の追憶といった作者性は非常に感じられるのだが、若干退屈なので幾度も寝落ちしたのは秘密だ。 【詳細】<メモ> 幼少期の原風景や「グスターフ侯の…

英語独習法

【概要】著者(監督):今井むつみ 日本語と英語のスキーマのズレ、記憶と学習のしくみなどの話題を通じ、認知科学的に有効な外国語学習法を提案する。予想が裏切られたときに人は最も学ぶらしい。 【詳細】<目次> 第1章 認知のしくみから学習法を見直そう…