Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ローンチ・フリー

著者:佐藤実評価:B【評】『宇宙エレベーターの物理学』の著者がグランプリ獲った。同書の小説版と言ったところ。得意分野×発想の勝利。対流がないため熱排出が困難であったり、ロケット燃料よろしく重量の最適化を行ったりとサイエンス感十分。酸素残量や…

セメント樽の中の手紙

セメント樽の中の手紙 [Kindle版]著者:葉山嘉樹評価:B【評】空にしたセメント樽の底に、おてがみが入っていました。とてもしんどい気分になりました。青空文庫にて。

官僚に学ぶ仕事術

官僚に学ぶ仕事術 ~最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック~ (マイコミ新書) [新書]著者:久保田崇評価:B【評】膨大な仕事をいかに効率よく進めるかが至上命題である官僚のオニイサン。「アウトプットを意識してインプット」…

楽園残響

楽園追放2.0 楽園残響 ―Godspeed You― (ハヤカワ文庫JA) [文庫]著者:大樹連司評価:B【評】公式スピンオフ。曰く、「ぼくのかんがえた、らくえんついほうのそのご」。続編は続編なのだが、アンジェラやディンゴはそんなに出てないので肩すかしを喰らうかも…

図解 やさしくわかる界面化学入門

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図解 やさしくわかる界面化学入門 [単行本]著者:前野昌弘評価:B【評】たしかにやさしい。でも本文と参考・コラムに同語反復が多いかな。

入社1年目の教科書

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入社1年目の教科書 [単行本(ソフトカバー)]著者:岩瀬大輔評価:B【評】ライフネットおぢさんの手下。リアル経験を交えて話してくれるのでタメになる。項目を抽出したおまけシートがついて来るのも〇。

資本主義の終焉、その先の世界

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資本主義の終焉、その先の世界(詩想社新書) [新書]著者:水野和夫 榊原英資 評価:B+【評】利子率革命、「中心」「周辺」の蒐集システム、XYZ軸の投資空間など、おなじみの『資本主義の終焉~』にアベノミクスやVW、東芝不正会計の概括、21世紀の社会にむ…

百万畳ラビリンス

百万畳ラビリンス(上) (ヤングキングコミックス) [Kindle版]著者:たかみち評価:B+【評】謎の空間から脱出を図る。のっぺりした感じの絵がいいですな。『四畳半神話体系』『マトリックス』あたりに何か足した感じか。主人公の特異な生い立ち、思考、能力が…

中原中也詩集

中原中也詩集 (新潮文庫) [文庫]著者:中原中也評価:A【評】『山羊の歌』『在りし日の歌』+未刊詩篇を収録『汚れつちまつた悲しみに……』、『サーカス』『生ひ立ちの歌』『骨』『正午』など名品が並ぶ。 繊細で、清いけれどももの悲しい彼の詩を、茲に一部…

かもめのジョナサン

かもめのジョナサン: 【完成版】 (新潮文庫) [文庫]著者:リチャード・バック 創訳:五木寛之評価:B【評】かもめが翔んだ日。モノクロのカモメ写真とともに。だが、この風変わりなカモメ、ジョナサン・リヴィングストンにとって重要なのは、食べることより…

太陽と鉄

太陽と鉄 (中公文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B+【評】ユキオが自己形成の歴史を特異な表現形式にて語る『太陽と鉄』、および『私の遍歴時代』を収める。前者は難解だが面白い。後者は青年のナルシシズムや太宰との邂逅が見所。私の自我を家屋とすると…

生きて動いている「有機化学」がわかる

生きて動いている「有機化学」がわかる (BERET SCIENCE) [単行本]著者:齋藤勝裕評価:B【評】いろんなよもやま話、おもしろいです。「機能性科学~」とかぶる部分も多いけど。そろそろ専門書で化学の深掘りしなきゃだめかも、って思ってきたぞい。

草枕

草枕 (岩波文庫) [文庫]著者:夏目漱石評価:B【評】山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。あ。これみたことある。住みにくさが高じると、安い所へ引っ越したくなる。…

読書術

読書術 (岩波現代文庫) [文庫]著者:加藤周一評価:B【評】50年前の名著。「読書術」関連の本の中ではいちばん好きかも。読書は愛のいとなみに通じる、本は好きな姿勢で読め、本は同時に数冊読め、いまわからない本は読まない、いつもポケットに鷗外、など、…

自分のなかに歴史をよむ

自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫) [文庫]著者:阿部謹也評価:B+【評】アベキンが自分史、自己形成の歩みを振り返る。ヨーロッパの何がどのように明らかになったときに、私たちはヨーロッパを理解したことになるのかという問題です。私は、ひとつの社会…

ヘウレーカ

ヘウレーカ (ジェッツコミックス) [コミック]著者:岩明均評価:B【評】第二次ポエニ戦争のシラクサ攻略戦を描く。アルキメデスとダメッポ君の科学兵器に瞠目せよ。

雪の峠・剣の舞

雪の峠・剣の舞 (KCデラックス アフタヌーン) [コミック]著者:岩明均評価:B+【評】(雪の峠)佐竹氏が秋田市の基礎をつくった。新都プレゼン対決に若殿と内膳の深謀が光る。戦国の世と老将、そして陸路を越え来た謙信の幻影に別れを告げる。 (剣の舞)ち…

質問する力

質問する力 (文春文庫) [文庫]著者:大前研一評価:B【評】複雑にからまりあった出来事にどう対処するかという時、質問することによって初めて、そこに横たわる根本的な問題が明らかになります。その上で進むべき方向がわかります。「これって、どういうこと…