Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2015-09-16から1日間の記事一覧

小惑星探査機はやぶさ

カラー版 小惑星探査機はやぶさ ―「玉手箱」は開かれた (中公新書) [新書]著者:川口淳一郎評価:B【評】NASAもためらうような計画でなければ、われわれのオリジナリティは実現できないと考えた。そこで多少やぶれかぶれ気味ではあるが、人類初の挑戦をしよ…

フロイスの見た戦国日本

フロイスの見た戦国日本 (中公文庫) [文庫]著者:川崎桃太評価:B【評】「できることなら、この延々と続く布教物語(フロイスの『日本史』)のダイジェスト版ができないものか、と考えるようになった」著者。彼ら(伴天連たち)はものごとを見た通り、感じた…

太陽の簒奪者

太陽の簒奪者 (ハヤカワJA) [文庫]著者:野尻抱介評価:B+【評】手に汗握る本格SF。イゼ〇ローン要塞&海苔リングから太陽を取り返してからが本番。進化の果てに何があるのか考えてみよう。

特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ

特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ [単行本(ソフトカバー)]著者:五百田達成 堀田秀吾評価:B【評】「心が冷める」というのは結局、「自分」に執着しすぎた結果起きてしまう一種の現代病です。プライド、偏見、傲…

面白くて眠れなくなる数学

面白くて眠れなくなる数学 [単行本(ソフトカバー)]著者:桜井進評価:B【評】数学は旅イコールというレールを数式という列車が走る雑多で掘り下げ不足なものが多いが、切り口が身近で面白い。いかにも一般向け! という感じ。グラハム数の言語に絶する巨大…

日本のいちばん長い日

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫) [文庫]著者:半藤一利評価:B+【評】必殺・御前会議×御聖断で、一気に戦争終結へ邁進した日本のいちばん長い日を一時間ごとに見ていく。戦争を終わらせたキーパーソン、鈴木貫太郎、昭和天皇、そして阿南惟幾。閣僚…

イスラーム

B

イスラーム―回教 (岩波新書 青版 333) [新書]著者:蒲生礼一評価:B【評】イスラームの文化、生活、歴史、教理などを概説。アラブとイランの関わりが興味深い。少し物足りない人は、井筒俊彦へ。

仕事力

B

仕事力―2週間で「できる人」になる (ちくま文庫) [文庫]著者:齋藤孝評価:B【評】自分の中で課題を設定して二週間集中的にやってみる。そして現実が変わってくることがわかれば、そのやり方が定着する。 「二週間坊主」に加え、自己客観視、環境の俯瞰をつ…

人間って何ですか?

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人間って何ですか? (集英社新書) [新書]著者:夢枕獏 feat. 8人評価:B【評】獏が学者およびたけしと語らう。獏がついつい饒舌になっちゃう。人間に意志はあるのか、世界は一つなのか、などの疑問を提起する。

謎解き・津波と波浪の物理

謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係 (ブルーバックス) [新書]著者:保坂直紀評価:B【評】動けなくなったら、無理をしないで先のほうをチラッと見てみる。そして戻ってきて考える。標準コースの逆順だ。そうすると、「なんだ、そういうこと…

逝きし世の面影

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) [単行本(ソフトカバー)] 著者:渡辺京二【評】 日本近代が経験したドラマをどのように叙述するにせよ、それが一つの文明の扼殺と葬送の上にしか始まらなかったドラマだということは銘記されるべきである。扼殺と葬送…

大人のための読書の全技術

大人のための読書の全技術 [単行本]著者:齋藤孝評価:B【評】孝がオトナの読書術を伝授する。既に孝本を読んだ人はもう読まなくて結構。古典の効用、熟読・精読の使い分け、目的(人に話す、ブログに書く)を意識した読書、コメント力・質問力の養成、書店…

ようこそ「多変量解析」クラブへ

ようこそ「多変量解析」クラブへ 何をどう計算するのか (ブルーバックス) [新書]著者:小野田博一評価:C【評】入門の入門系。多次元尺度構成法だとか、種成分分析だとか確かにすごいんだけど、どうもデータ解析例の羅列に終わってしまう印象がある。『自然…

命売ります

命売ります (ちくま文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】ハード・ボイルドでナンセンスなユッキーをどうぞ。すると読もうとする活字がみんなゴキブリになってしまう。読もうとすると、その活字が、いやにテラテラした赤黒い背中を見せて逃げてしまう。…