Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

7つの習慣


著者(監督):スティーブン・R・コヴィー
訳:ジェームス・スキナー/川西茂

【概要】
『人を動かす』あたりと並んで、アメリカ発自己啓発本の王道。人間関係構築論を図式化した。
小手先のテクニックではなく、人格陶冶的な面に重きを置いているのが意外であった。100人に好かれるには、まず一人に好かれねばならず、相手とWin-Win的関係を構築する余裕を持つには、まず個人の自立(自律)が必要なのだ。
著者の体験に根差したコミュニケーション具体例が多く、脳内トレーニングを積める。生まれた時より立派になって死にたいものだ。

【詳細】
「7つの習慣」とは?

原則を中心におき、人格に基づいた個人の成長、または有意義な人間関係の育成についてのインサイド・アウト(内から外へ)と呼ぶべきアプローチである。

 

「7つの習慣」は、つながりのない断片的な行動規範ではない。それは正しい原則に基づいた順序立った、極めて総合的な、私たちの生活や人間関係の効果性を向上させるアプローチである。この「7つの習慣」を身につけることにより、次第に依存から自立へ、そして自立から相互依存へと成長していく。
<①~③>
Habit① Be Proactive
Habit② Begin with the End in Mind
Habit③ Put First Things First

第1、第2、第3の習慣(私的成功の習慣)に対して「変化の扉」を開ける結果は、自分を信じる力の飛躍的な向上である。自分自身をさらに深く知るようになり、自分の本質、最も深い価値観、独自の貢献する能力に目覚めるようになる。その価値観に基づいて行動すれば、誠実、自制、内的な方向性が増し、充実した平安な気持ちに満たされる。他人の意見や人との比較によってではなく、自分の中から自分自身を定義できるようになる。

<つまり?>
●自分は責任のある([ある出来事への]反応を選択することのできる)人間だということを悟ること
●「主よ、変えるべき変えられることを変える勇気を、変えられないことを受け入れる平和を、そしてその区別をつける知恵を与えたまえ」
God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

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他者の 自立(自律)の一歩を踏み出したならば、次は他者、人間関係の網に目を向けなければならない。それにはまず、相互依存のパラダイムをインストールする必要がある。
●「~してやったのに」「~に決まっている」といった自分の論理や主張、「自叙伝」を押し付けない
●「99人の心をつかむ鍵を握っているのは、ひとりの人に対する接し方」である

<④~⑥>
Habit④ Think Win/Win
Habit⑤ Seek First to Understand, Then to Be Understood
Habit⑥ Synergize

第4、第5、第6の習慣(公的成功の習慣)を受け入れるにつれて、悪化したり、あるいは壊れたりした大切な人間関係を癒し、もう一度それを築き直す能力とやる気を発見し、実際に取り組むようになるだろう。良い人間関係はさらに改善され、もっと深く、堅固で、創造的で、新しい発見に満ちたものになっていく。

<つまり?>
●人は理解されたい。だから、理解することにどんなに大きな時間の投資をしても、必ずそれを上回る時間の回収ができる。なぜならそれは、問題と課題に対する正しい理解と、人が深く理解されていると感じるときに発生する高い信頼残高をもとに、物事を進めることができるからである。
人格という土台を抜きにして、交渉術や傾聴法、あるいは創造的な問題解決法などの、表面的な個性主義のテクニックに集中するだけでは、公的成功を達成することはできない。
⇒信頼残高への投資を怠るな。

<⑦>
Habit⑦ Sharpen the Saw

そのうえで、第7の習慣を身につけることによって、ほかの6つの習慣を再新再生し、真の自立と効果的な相互依存の土台をつくることができるようになる。この第7の習慣を通して自分で充電できるようになる。

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<感想>
真摯で誠実な、あたりまえだけど難しい、そんな古今東西変わらない人間のあるべき姿を説く。古き良き人格陶冶本といった感がある。畢竟人格で決まるという点が東洋的。
依存⇒自立⇒相互依存、という成長のプロセスはいろいろな物語などで見られるが、その構造を図式化した本といってもよいか(やや図が分かりにくいが)。
自分の身の回りの夫婦、親子、上司・部下の関係など、豊富な挿話が登場するため、抽象的な各章のテーマも具体性を持って迫ってくるのでは。コミュ力の筋トレ・イメトレにどうか。

※ただ、この本を引用している人でマトモな人を見たことがないので、人格的にすぐれた人間になれるかは予定説的に決まっているのかもしれない。