Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

プラスティック・メモリーズ


著者(監督):藤原佳幸

【概要】
寿命間近のアンドロイドとの心の交歓を描く。主人公の成長記(恋愛、仕事)とも読める。
設定が美味しすぎるが、正直あまりのめりこめなかった。

【詳細】
<あらすじ>
ギフティアなるアンドロイドが日常的に存在している近未来。
人間と区別がつかない外見に加え、初期年齢で外見一定らしいぞ。
食事したりトイレに行ったり、鼻血が出たりとまるで人間のよう。
でも、寿命は81920 hrs = 9+1/3 yrsという短さ(長さ?)。
主人公たちは寿命切れになったギフティアを回収すること、思い出を引き裂くのことが仕事なのです。
そんなわけでオイシくもしんどい設定になっている。

近未来設定でiPadらしきものとPCはホログラムだが、書類やファイルなど紙ベースの物品は残っている模様。
ほかにも、お宅訪問や霊柩車のごとき自動車の非自動運転など、意外とアナログな仕事ぶりが気になる。

お仕事アニメ的側面もあり。
窓際の末端部署で、心理ケア細やかなサービス vs. 効率化圧力の闘争が底流をなす。
仕事は対人能力が問われるものであり、
テクノロジーが発達するほど対人能力が問われる社会になるというパラドックス

重力をものともしない髪のクーデレドジッ娘がヒロイン。 
お茶くみ専門で「~なので。」が口ぐせ。
主人公ツカサ君はそんなアイラと同棲することになり、同僚から新カッポォとして応援される。
話が進む中、Opや1,3話でたびたび遊園地が登場し、特別な場所であることを匂わせる。
そして、彼女の寿命があと2000hr、80日であることが判明する。

(老婆ー孫)×2、母(姉?)-息子、修理工ー弟子と娘、マフィアと付き人、などの回収案件をこなしていくなか、親密になるのは必定。
だが、主人公の二人もその例外でなかった。
回収対象が回収者になるという逆転。
死を思え、終わりを思え。

寿命切れ後のワンダラーが登場し突如ハードな展開に。
日常の芝居と暴走時のスピードとの落差が印象的。
3年前の記憶を忘れたい/忘れたくない問題が浮上し、一時不仲説が取り沙汰されるも、
「組みたいです」でなんとか回復。アイラが非効率化改革の発起人だったらしい。
思い出は要るのか? 要らないのか?の迷いを経て新妻としての自覚に目覚めるアイラ。
ツカサの人に関わろうとする姿勢、看病や仕事の役割分担(カスタマー対応)などの共同作業にほだされて。

満を持して花火の夜に告白するもまさかの玉砕。
良い思い出づくりの恐さから逃れられないアイラ。
恋敵の恋を応援しちゃうミチルの援護もあり、赤面のオフィス告白で晴れて夫婦に。
今更だが、OPのラストがアイラの心情を反映して変化するのが面白い。
そして、アイラの回収後がどうなるのか気になってくる(序盤からだけど)。

オムライス、膝枕、恋人つなぎ、好きなところ教え合いその他の初々しいイベントを経て、静かに迎えた最終日。
想い出づくり応援団に見守られながら、最後の日もいつも通りでいようと決意。
そうじ、おふろの後は、オフィス、花壇、遊園地など思い出の地めぐりを敢行する。
観覧車上で同意書にサインしてキッス。
「大切な人といつかきっと回り逢えますように」。
からの、お手紙ラスト。 
newパートナーを迎えるツカサ君の顔は心なしかたくましくなっていた。
完。

<印象>
・一話で見せた泣き顔と泣き声の気合いが良かった。
・ミチルが表情豊かで使いやすいキャラだと思った。