Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

エロティック日本史

著者:下川耿史
評価:B

【評】
人生とは〇ニスと〇ギナの離合集散のドラマだと、筆者は考えている。

「はじめに」から飛ばしていくあたりに好感が持てる。

神代の昔から近代まで、主として文書のエッチな箇所にツッコミを挿れていくスタイル。
混浴、歌垣、道鏡、男色、房内篇、稚児、雑魚寝、小湯女、白拍子、障子越などのエッチなワードが好きな人はぜひ。
尻の異名を集めた「コーナー」、セレモニー、キャリアアップなど、ここぞとばかりに入ってくるカタカナが笑える。
戦国の世には人身(奴隷)売買があった、狂歌連は身分制を越えたサロン、とたまにいいことも言う。

一部紹介していこう。

平賀源内『痿陰隠逸伝(なえまらいんいつでん)』
前より交(しめ)しを前九年といい、後接を後三年と云ふ。

藤原明衡『鉄槌伝』
鉄槌、字は藺笠、袴下毛中の人なり。一名磨裸。

『江戸買物独案内』
諸国御文通にて御注文の節は箱入り封付にいたし差上げ申す可く候、飛脚便にても早速御届申し上ぐ可く候。
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