Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

ショーシャンクの空に(原題:The Shawshank Redemption)

ショーシャンクの空に [DVD]
ショーシャンクの空に [DVD] [DVD]
監督:フランク・ダラボン
評価:B+

【評】
脱獄する。以上。

無実の罪で刑務所にコンニチワしていたアンディが
ホモ太郎の暴力や、社会的背景の全く違う人びととのふれあいに戸惑い苦しみながら、
持ち前のfinancial knowledgeを活かして知的業務にシフトし、
内部から刑務所の環境改善に勤しむヒュ~マン・ドラマ。
…では終わらずにこっそり脱獄する。
20年かけてこつこつ掘った穴(アンディ君の知能をもってしてもすぐばれそうだが気にしない)。
雷鳴にも助けられ、無事バイバイキン。
こっそり架空の名義で作っておいた口座から大金を下ろし、車を駆り、第三の人生スタート。
ついでにレッドのおじさんも呼んじゃう(じいちゃん再就職のくだりが出所後レッドの隠し味になっている)。

経理業務、チェスの駒彫り、読書、レコード、そして抜け穴の掘削。
これらが彼の心を支えていた。
人間が人間らしく生きていくためにもっとも必要なもの、そう、「希望」を持ち続けろ。
アンディの
"Hope is good thing."
はいつまでも、胸にしまっておきたいね。時々とりだして、磨きたいね。

下水道、そして20年にわたる屈辱の日々で汚れきった体を雨にうたれる、例の伝説的なシーンはもちろん、
ホモ太郎や所長がその報いを受けるあたりは、観客にカタルシス供給が必要なことをよく分っている。