2016-09-10 倚りかからず 本 B 詩歌 倚りかからず (ちくま文庫) [文庫]著者:茨木のり子評価:B【評】岩波の『茨木のり子詩集』にないものとしては、「鶴」「苦しみの日々 哀しみの日々」「球を蹴る人」などがある。「茨木さんの詩には、ご自身で書いたことを自ら茶化す表現がよくある。最後にお茶目にヒョイとかわすのだ。そこに生まれるユーモアによって、詩は一段とスケールを広げる」という解説のことばが面白かった。