著者：佐藤智恵
評価：C
【評】
いかにもなタイトルですが、
やっぱりマンセー感が抜けてない気がしますね。
ニッポンゴイスーが多いせいか正当に評価できなかった。
祖国に対し、自虐でも過信でもない鷹揚さを身につけたとき、
真に成熟した国・民が誕生するのではないでしょうか。
ある章では日本特殊論を退けつつ、
またある章では特殊性を説く。
日本人の情緒性、仕事に対するやりがい、無私の精神、人的資本の底力…。
われわれが普遍と特殊の相剋から抜け出せるのはいつの日になるのでしょうか。
或いは両者に違いはなく、同一のものを二つに分けてしまっているのかも知れませんね。
