評価:B
【評】
前作に「愛のタスク」が増強された感じだが、前作の復習でチョッピリ焼き直し感がぬぐえない。
現実に打ちのめされた青年が再び登場。
相変わらず激しやすいので注意するように。
相変わらず激しやすいので注意するように。
「ええい、そんな言葉でわかるか!」
「思想的に、あなたの息の根を止めておかねばならない」
「ああ、なにもわかっちゃいないな!」
「穴という穴を、ほじくり返してやる!!」
「軽口を叩くな、このサディストめ!」
吠えてたけど最後ちょっと哲人に丸め込まれた感ある。
自分を信じ、他者を信じ、行動を自分で選び取る。
己は自立し、人を自立させ、
「他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」。
尊敬によって結ばれる人と人。
尊敬によって結ばれる人と人。
いつしか共同体にいる幸せを見出す。
まずは目の前の人に、信頼を寄せる。目の前の人と、仲間になる。そうした日々の、小さな信頼の積み重ねが、いつか国家間の争いさえもなくしていくのです。
われわれは、心を豊かに保ち、その蓄えを他者に与えていかなければなりません。他者からの尊敬を待つのではなく、自らが信頼を寄せ、信頼を寄せなければなりません。…心の貧しい人間になってはいけないのです。
→「与えよ、さらば与えられん」
→「愛し、自立し、人生を選べ」
いつか別れる日がやってきたとき、「この人と出会い、この人とともに過ごした時間は、間違いじゃなかった」と納得できるよう、不断の努力を傾けるのです。生徒たちの関係においても、ご両親との関係においても、そして愛する人との関係においても。