Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

虐殺器官

著者:伊藤計劃
評価:B+

【評】
夭折作家が送り込んだアメリカンな近未来SF。「せにゃ」など洋画風なセリフも。
1ページ目からはじまるグロ目の描写、それを淡々と見つめる主人公の視線。
ナノレイヤー人工筋肉などの妙にありそうなSF設定と、テンポ良い展開で読者を飽きさせない。

実存、罪と罰、遺伝と環境、自由など幅広いテーマに言及しながら繰り広げられる物語。
管理社会とテロ、そして虐殺の関係やいかに。