Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

芭蕉俳句集

校注:中村俊定
評価:A

【評】
バショウ・ザ・オナジミ・ラッシュ。
あとはキミの目で確かめろ!!!

【レジェンド俳諧
山路来て 何やらゆかし すみれ草 
古池や 蛙飛込む 水のをと
草の戸も 住替る代ぞ ひなの家
夏草や 兵共が ゆめの跡
五月雨の 降りのこしてや 光堂
閑さや 石にしみ入 蟬の聲
五月雨を あつめて早し 最上川
荒海や 佐渡によこたふ 天河
秋深き 隣は何を する人ぞ  
旅に病で 夢は枯野を かけ廻る

【花・春】
奈良七重 七堂伽藍 八重ざくら
世にさかる 花にも念佛 申しけり
初櫻 折しもけふは 能日なり
花をやどに はじめをはりや はつかほど 
木のもとに 汁も鱠も 櫻かな
鐘消て 花の香は撞 夕哉
行春を 近江の人と おしみける
花見にと さす船おそし 柳原

【バードウォッチンぐ系】
菜畑に 花見顔なる 雀哉 
永き日を 囀りたらぬ ひばり哉
冬の日や 馬上に凍る 影法師 
雲雀より 空にやすらふ 峠哉
うぐいすの 笠おとしたる 椿哉
何に此 師走の市に ゆくからす
けごろもに つゝみてぬくし 鴨の足
日にかゝる 雲やしばしの わたりどり

【虫系】
むざんやな 甲の下の きり〲す
蜻蜒や とりつきかねし 草の上  
頓て死ぬ けしきは見えず 蟬の聲

【情景系】
風流の 初やおくの 田植うた
島〲や 千々にくだけて 夏の海 
初雪や かけかゝりたる 橋の上
すゞしさを 絵にうつしけり 嵯峨の竹 
朝露に よごれて涼し 瓜の泥
行秋の なをたのもしや 青蜜柑
埋火や 壁には客の 影ぼうし

【バショウ星系】
声すみて 北斗にひゞく 砧哉
合歓の木の 葉ごしもいとへ 星のかげ