Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

トップをねらえ!

トップをねらえ! Vol.1 [DVD]
トップをねらえ! Vol.1 [DVD] [DVD]
監督:庵野秀明
評価:A

80年代末の燃え×萌えアニメ。良いGAINAX
友情・努力・勝利が25×6分に。縮退度はジャンプ漫画よりも高い。
 
まだ、みんなと同じ時を生きてる
これからおねえさまと二人だけの時間が流れはじめるんだわ

まずは大量に詰め込まれたSF要素。
どうやらこの世界ではワープはもちろん、エネルギーの供給も気にしなくてよさそうだ。
「星を喰う」敵のデザインがグロテスク。
植物と昆虫を組み合わせたようなキモさは、まさに「人類の敵」というべきか。
「この種を滅ぼせ」という宇宙の憎悪を感じる。
面倒くさくなるからあえて掘り下げられなかったのだろうが、 敵は一体何者なんだ。
それにしても、ブラックホール造ってまで、敵を滅ぼしてまで、
本当に人類は生き延びていいのか?って気になるな。

そのあたしたちが負けたら
みんな今まで何のために生きてきたのよ
 
一方、それとは対照的に見えるスポ根要素。
ロボットが腕立てや組体操をしたり、「ね~ぇ」と女子生徒然とした動きをしたり、
おねえさまが鉄ゲタ石段修行しているのを嗤っていたキミも
いつしかノリコとともに「お願いカズミ、戦ってぇ!」と叫び、おねえさまとともに立ち上がり、
本作のウラシマ効果の使い方に、惜しみない賛辞を贈っていることだろう。

演出としては、主人公二人の挫折→復活(4,5話)が胸アツだ。もちろんラストも。
他にもショック時の漫画的表現、6話の白黒、絵コンテ戦闘などが記憶に残る。
ハイでレグなユニフォームは言うまでもなく、揺れる胸、おふろなどサーヴィスシーンも豊富。

BGMもよろしい。
初亜光速体験時、予告、ガンバスター発進時、つかまえた、ラスト時、そして挿入歌。
そしてOPはいうまでもなく3ノリコの一角、のりピーだ。

セリフもいい。
「ありはしませんよ!」「ええ、よくってよ」
「帰ってきたら、"おかえりなさい"と言ってあげるわ」
「みんな、よくやってくれた。ありがとう」
なんかかね。
第一作戦課長もお気に入りだ。

小ネタとしてはいろんな壁に貼られたポスターがちょっと気になる。
ナウシカ、トトロのジブリ系、PanasonicJAL宇部興産などの企業系など。
「ケ・イ・ケ・ン」や「Cまでいった」、「使用済」といった言葉は、80'sな感じが出ていてグッド。
帰ってきた科学講座は、遜色ない二人に較べ、ぶるああな感じがのコーチが少し残念だったな。
 

【2021.05.02追記】
シンエヴァ観たので影響されて。

  • 冒頭2015ニュース記事にアンノ、サダモトの名前あり。
  • ほぼエヴァメンバーやんけ。のりピー、美樹本もいるぞい。
  • るくしおん。
  • Panasonic宇部興産JALウェスティングハウス
  • 「完成しているガンバスターがただの1機で他にどんな作戦があるというんですか! ありはしませんよ!」
  • 第一作戦課長のおねいさん結構好き。
  • 15年でおねえさまの服どないなったのよ。ええやん。
  • 「みんなよくやってくれた …ありがとう」
  • 「帰ってきたら お帰りなさいと言ってあげるわ」