著者:宮本武蔵 校注:渡辺一郎
評価:B
【粗評】
剣豪オブ剣豪の武蔵宮本が晩年に記した奥義書。
戦国無双しようぜ! と頻りに二刀流を薦めてくる。
あるべき心の持ち方や姿勢、先手を取ることの重要さを説く。各話を「能々吟味 or 鍛練あるべし」と結ぶ。
「常の心に替る事なかれ」「敵のうつといふうつのうの字のかしらをおさえて」など。表現が素朴で面白い。
「けふはきのふの我にかち、あすは下手にかち、後は上手に勝つとおもひ」
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
と稽古大好きな愛すべき脳筋ぶりを匂わせている。
「無念無想と云は、身を打様になして、心と太刀は残し、敵の気の間を、空よりつよくうつ、
是無念無想也」
【学んだこと、生かしたいこと】
平常心、姿勢、先手を取る
【○】
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【×】
・重複多し
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【その他・リンク】
84ページの「ひともみもみ」がツボ