Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

歌よみに与ふる書

著者:正岡子規
評価:B+

【粗評】
有名だけど何やったかよくわからない人ランキング上位、正岡子規ことのぼさん。
のぼさんの生きた証がここにある。
近来和歌は一向に振ひ不申候。
貫之は下手な歌よみにて『古今集』はくだらぬ集に有之候。
――と、のぼさんが古今以降の和歌をdisり倒す。「情激し筆走り候まま失礼」し倒す。
「実に呆れ返つた無趣味の歌に有之候」「皆古今の糟粕の糟粕の糟粕の糟粕ばかりに御座候」「三十一文字に引きのばしたる御苦労加減は恐れ入つた」など彼の煽りスキルは天下一品だ。
DJのぼさんがリスナーと論戦を繰り広げる様も面白い。律儀。
文語体だがほぼ口語体といってよい。

いつわりの たくみをいふな 誠だに さぐれば歌は やすからぬもの
の歌に表されるような、「自己が美と感じたる趣味をなるべく善く分るやうに現す」写実主義を彼は熱心に説く。
源実朝や橘曙覧には猛烈にデレる。

【学んだこと、生かしたいこと】
写実主義は俳句・和歌以外にも適用できるだろう。


【その他・リンク】
坂の上の雲