ラスト サムライ

ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉 [DVD]

評価：B

どんなトンデモジャパンが飛び出すのか期待していたが、いざ観てみるとコレジャナイ感は思ったほどではなかった。もちろん、Ken Watanabe軍が刀槍弓矢以外使わない土人軍団であることとだとか、Ken Watanabeが英語を話せる武闘派という超スペックであることとか、Ken Watanabeの治める村が独立国みたいになっていることだとか、NINJAがその村を襲って来たことだとか、Ken Watanabeの死に官軍が皆土下座で敬意を表するところだとか、日本人が観たら若干の違和感をおぼえるところはあったけれど。
Hollywood映画だけあって、邦画とは比べ物にならないくらい金がかけられているようだ。いったいどれだけのセットが作られたのやら。映像特典によれば、Ken Watanabe村はNew Zealandの山に作られたらしい。ぜんぜん気が付かねえ。そして馬もたくさん出てくる。５０頭くらい。しかも馬たちには命じたら倒れるよう調教師が演技指導したんだって。スゴイねHollywood。動物愛護団体が見張ってたから一頭もケガしてないらしい。終盤は落馬のバーゲンセールで観てて痛々しかったが、ホントはスタントマンが落ちてるのをうまいこと合成した映像なんだって。近年の合成技術パネェ。

まあとにかく、監督の日本人を理解しようとする気持ちは伝わったよ。
この映画を観た外国人が日本に興味を持ってくれたらいいね。