2014-10-24 留魂録 本 A 随筆・日記・書簡・金言集 伝記・啓発 講談社学術文庫 吉田松陰 留魂録 (全訳注) (講談社学術文庫) [文庫]著者:吉田松陰 訳注:古川薫評価:B+【粗評】身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ぬとも 留置かまし 大和魂 十月念五日 二十一回猛士松陰先生の遺書・留魂録。死を目前に、獄中わずか二日で書き上げた文字通り魂の言葉。太く短い三十年で実らせた種子は 歴史を動かす原動力を生み出した。本文が短いためか解題と史伝が充実している。もちろん第八章「四時の循環」が白眉。取調べ中にうっかりポロリしてしまったことも正直に告白しているのが先生らしくてよい。