著者:手塚治虫
評価:B
【粗評】
オサムシ先生が自身の人生やマンガに込めた思いを語る。
一風変わった家庭や、子どものロマンを刈り取らない先生、そして時代が、
かのマンガ神をつくったのである。
「生きていたという感慨、生命のありがたさというようなものが、意識しなくても自然に出てしまうのです」
というマンガに託した思いや、
「自分がつきあいたくもない、赤の他人とつきあうことが、これからの人生なのです」
「みなさんは謙虚に、控えめに、人間らしく」「けっしていばらないこと、これだけは約束してほしいと思います」
と少し説教くさいことを聞きたいキミに。
自伝的マンガ『ゴッドファーザーの息子』も収録。