評価:A
【粗評】
漢詩に目覚めるべく杜甫と李白の作品にふれてみよう。
『蒼穹の昴』にインスパイアされたのは秘密。
「詩聖」杜甫の140首を年代順に。
国破れて~でおなじみの『春望』もあるよ。
『春望』はもちろん、『酔時歌』『月夜』『北征』(三段目)『新婚別』あたりがお気に入り。
山川草木や月を友とし、森羅万象(と酒)を躍動的に、
民の貧しい生活(と酒)や家族とのひととき(と酒)を情緒豊かに詩の中に詠いあげる。
泣いた飲んだ、飲んだ泣いた。
「酒」「酔」の字が詩中に躍る。
曰く、
濁 醪 誰 造 汝杜甫も李白もお酒が大好きなのだ。
一 酌 散 千 憂
李白と同時代人でしかも面識があることに感動。
安禄山の乱などの歴史の節目に生きて、タイムリーに事件に巻き込まれているのはじつに興味深い。
【学んだこと、生かしたいこと】
森羅万象を操る能力(チカラ)、漢詩。
【その他・リンク】