評価:B
【粗評】
ケンヂ。
『おきなぐさ』『めくらぶどうと虹』『双子の星』『ひかりの素足』『銀河鉄道の夜』
の五作を収録。『ひかりの素足』は明るくて読んでいて安心できる。
二十越えてから読むと印象が変わる。新しい発見がある。
「気ちがいになったばらばらの楽譜のように」「まるで億万のほたるいかの火を一ぺんに化石させて、そら中に沈めたというぐあい」
などのケンヂ的比喩がキラキラした世界に誘う。
「けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう。」【学んだこと、生かしたいこと】
ジョバンニがいいました。
「ぼくわからない。」
カムパネルラがぼんやりいいました。
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