Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

危機の指導者チャーチル

著者:冨田浩司
評価:B+

【粗評】
Battle of Britain でおなじみのWinston。「パリ燃え」が脳内で流れた。
彼は、第二次世界大戦回想録において、1940年5月、首相に就任した夜、
「これまでの人生すべてがこの時、この試練のための準備に過ぎなかったかのように感じた」
と回顧しているが、これは決して誇張ではない。 
「本書は、通常の評伝のように時系列的にチャーチルの足取りを追うスタイルはとらず、むしろ政治指導者としてのチャーチルを理解するためいくつかの切り口を特定し、掘り下げた考察を加えることとしている」。

ノーベル文学賞を受賞している彼。
この能力は、自分で挙げた業績や父祖の伝記を執筆することで鍛えたものであった。

「よっしゃ首相なったったwww」
と全権を掌握してからの彼の働きはまさに超人的。
しかし、対独戦終了後の選挙で敗北。彼は辞任する。
チャーチルを通して英国のすがたが浮き彫りになる。
危機に際し、英国はチャーチルを指導者として選んだ。それは、嵐の中で寄り添う大樹を求めるように、彼の人間としての大きさを認めたことに他ならない。そして同じ国が、戦争指導者であるチャーチルに深い敬意を覚えつつも、45年の総選挙においては、新たな指導者を選ぶことを躊躇しなかった。筆者は、右の二つの事例に、等しくこの人治の国の懐の深さを見る。
【学んだこと、生かしたいこと】
We shall fight.

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