著者:永山薫
評価:C
【粗評】
「不可視の王国の年代記と地図を、たとえ大雑把な代物としても書けるのは自分しかいないという自負があった」
「想像と模倣、伝承と反逆、大勢と分岐、断絶と発見、およそありとあらゆるものが現代エロ漫画に流れ込んでいる。現代エロ漫画の大地の下には想像を絶する地層が積み重なっている」
エロ漫画界の第一人者が筆を執った。
第一部でエロ漫画の歴史を概観し、第二部で各ジャンルについて概説する。
大量の漫画・漫画家が紹介されており、エッチな画像が多い。読んでいると頭がグツグツ煮立ってくる。
まあよくもこんな題材でこんなに書いたもんだと驚き呆れざるを得ない。性愛表現の裏の裏まで読み取ろうとする姿勢には引きそうになったね。
「非実在青少年」なる存在を生み出した行政との戦いにも多くの紙幅が割かれる。
【学んだこと、生かしたいこと】
【○】
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【×】
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【その他・リンク】