評価:A
全156話。NHK朝ドラの風雲児。
ドラマ見ない勢の自分も30話ごろから見始めた。
ひきずりこまれた。
いつしかぼくは、朝が来るのを待ちわびるようになった。
「あまちゃん」なき日曜日の色彩は、突如失われた。
思えば、朝の15分に彩られた半年だった。
2013年9月28日の放送をもって「あまちゃん」は終了した。
いつか終わりが来るものと知りながら、案の定もたらされた喪失感。
ぼくはこれからも、アキちゃんの幻影を追いかけて生きていくだろう。
故郷編が終わり、東京編が始まったとき、視聴者は期待と不安を同時に抱えたことと思うが、
舞台が変わっても、「あまちゃん」の魅力は減殺されるどころかなお増した。
成長をしないヒロインというのも、悪くはない。
震災後の、なんとも晴れない雰囲気は結局ぬぐえなかったが、惰行でどうにかこうにか乗り切った。
配役・演技、脚本・演出、音楽など、あらゆる要素(イノッチ&有働氏もね!)が有機的に作用しあった結果、
「あまちゃん」は生み出された。あとは、人々の評価が「あまちゃん」完成させることだろう。
●天野アキ(能年玲奈)
いつもあなたの笑顔に癒されていました。
あなたは、みんなに愛されました。
能年玲奈にはまた会えても、天野アキにはもう会えないのかと思うと悲しいです。
これからも、ずぶん先輩や北三陸の人々と仲良くやってください。
そして、余韻から醒めた後、また違った能年玲奈を見せてください。